緑の多い通路、テニスコート、運動場、茶室、年代物の航空機を展示する記念館がある公園。
所沢航空記念公園は、日本における航空発祥の地。終戦後米軍基地として接収されていた一部が昭和46年に返還され、その跡地に造られた約50haの広大な面積の広域公園です。園内には飛行機の仕組みが学べる所沢航空発祥記念館をはじめ、人工芝運動場、テニスコート、野球場などの運動施設のほか、野外ステージ、茶室、日本庭園などがあり、県西部のスポーツ・文化の交流拠点となっている。
公園の東側は埼玉県道56号さいたまふじみ野所沢線に、また西側は西武新宿線に面し、最寄り駅航空公園駅が隣接する。駅東口前を通る車道により西側の敷地は一度分断されるが 頭上を一本の連絡路(歩道)で結ばれている。南側には国道463号が通り、「日本一長いけやき並木」の解説板が設置されている。北側には市役所をはじめ、所沢市並木地区の官公庁街が広がっており、東京航空交通管制部(東京コントロール)や、コンサートホールなどの複合文化施設、所沢市民文化センター ミューズが公園に隣接している。
この公園の開園以来練馬区大泉に存在する東映撮影所より関越自動車道所沢ICからでも下道でも比較的近距離という位置から、スーパー戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズ、東映不思議コメディーシリーズ等といった同社系ドラマ作品などロケの撮影にも度々使用されている。
現在の公園内には、航空発祥記念館や所沢市立図書館をはじめ 日本庭園・茶室「彩翔亭」、野外ステージ、テニスコート、野球場やドッグランなど、様々な施設がある。
また園内の歩道にはランニングコース(一周1.95km)が設けられ、アスファルトの上に膝への負担が軽減される赤い特殊舗装がカーペット状に施され、夜間はフットライトが点灯するなど、ランナーにも配慮されている。
2020年東京オリンピックの聖火リレーで、埼玉県初日の7月6日のゴール地点でセレブレーション会場となり、さまざまなイベントが行われる、埼玉県の聖火ランナーは65人の公募に対し、1万4113人の応募があり倍率は217倍であった。